※稼働品ですが、動作時間は計測していません
■キズ汚れ程度
風防:小
裏蓋:小
ベゼル:小
ベルト:
カレンダー:
?️ シチズン センターセコンド とは — 歴史的背景
シチズンは、戦前〜戦後を通じて国産時計の製造を行ってきましたが、その中で「中央に秒針を置いた腕時計(センターセコンド)」を国内で初めて量産したのが、この “Center Second”。
正確には 1948年に「A CENTER SECOND」、続いて 1949年に「CENTER SECOND」が発表されました。これが“日本製で最初の中央秒針付き手巻きメンズ腕時計”とされています。
それまで多くの時計が“6時位置にスモールセコンド(小さい秒針)”の構造を採っていたのに対し、“中央に秒針を持つ中三針”は構造上の難しさがありました。しかし、戦後の技術進歩を受け、シチズンはこの方式を実現。これにより「視認性の向上」「構造や意匠のモダン化」を実現し、国産時計の“近代化”を象徴するモデルとなりました。
センターセコンドは数世代にわたって生産され、合計で「6〜7世代、約10年程度」の展開があった、という整理があります。
→ 要するに、センターセコンドはシチズンにとって「日本製本格腕時計の近代化」「中三針時計の先駆け」を示す非常に重要なモデル です。
⚙️ 典型的な仕様・デザイン(1950年代の例)
ムーブメントは手巻き。振動数は 18,000振動/時。石数はバリエーションがあり、当初は 7〜17石あたりで構成されていたものが多かったようです。
当時のセンターセコンドは、日付表示などの複雑機能はなく、「時・分・秒」のみのシンプル中三針。日付のついた時計がまだ珍しかった時代のため、これはごく普通の構成でした。
ケースサイズは当時としては比較的小振り — 多くが縦約 36〜38 mm、横幅(リューズ含まず)約 31〜33 mm、厚さは 9〜10 mm前後、ラグ幅およそ 15-16 mm という個体例があります。
文字盤やデザインは多様。金張り(14KGP/ケース金張り)のもの、ステンレスのもの、そして文字盤のデザインも「Applied マーカー(植字インデックス)」「アラビア数字やバーインデックス」「ギョーシェ模様」などいくつものバリエーションがあります。
当時の技術での耐震(耐衝撃)機構として、Para‑Shock や、切れにくいゼンマイとして知られる Phynox(フィノックス) などを搭載したバージョンも存在します。
裏蓋には “CENTER SECOND” の刻印がある個体が多く、当時はこの仕様が新しかったため、あえて誇示していたようです。
? センターセコンドの意義と評価 — なぜ今でも注目されるか
“国内初のセンター秒針付き手巻きメンズ時計”という技術的・歴史的マイルストーン。これにより国産腕時計は世界水準に近づいた、という意味で非常に重要。
デザインの多様性と、当時としては洗練された意匠(ギョーシェ、植字インデックス、金張りケース、コンパクトなケースなど)が魅力で、現代のヴィンテージ時計ファン/コレクターの間で人気。
当時のシンプルかつ実用的な設計(中三針、手巻き、無デイト、防水などなし)ゆえに、整備・メンテナンスが比較的シンプル — オリジナル品を保っていれば、現代にも“装える”時計としての価値がある。
裏蓋刻印や文字盤ロゴ(旧Cロゴや “CENTER SECOND” 表記など)を含む“オリジナルらしさ”を保つ個体は希少で、アンティーク/ヴィンテージ市場での需要が根強い。
? 「1407082」という個体(型番)について — 不確実性と注意点
私が確認した限りでは、「1407082」という型番を含むセンターセコンドの時計に関する信頼性の高い公式資料やカタログ記載例は見つかりませんでした。
センターセコンドは多くのバリエーションがあり、ケース形状、石数、文字盤、素材、刻印内容などが大きく異なる個体が存在します。裏蓋の刻印やケース形状でしか正確な仕様を断定できない個体も多く、そのため型番のみで世代・仕様を判断するのは難しいことが多いようです。
つまり、「1407082」という刻印や表記を見かけても、それが “オリジナルであるか”、また “どの世代/どのムーブメントが搭載されているか”、さらには “改装・部品交換されていないか” を慎重にチェックする必要があります — 特に文字盤、針、裏蓋、ムーブメント番号がオリジナルと整合するかを確認するのが望ましいです。
市場で流通しているセンターセコンドは多くが1950年代製で、すでに70年近く経過しているため、経年による劣化、文字盤の焼け、針や風防の交換、ケースの研磨などでオリジナル性が損なわれているものも少なくありません。これも「1407082 を検討するなら慎重に」という理由のひとつです。
✅ まとめ:Center Second の価値と “1407082” を扱うなら
シチズン センターセコンドは「日本製時計のモダン化」「国産中三針の先駆け」という意味で、時計史的重要モデル。
仕様は手巻き中三針、1950年代中心、小振りで装着しやすく、多様な文字盤デザインとケース素材を持つ。
「1407082」という型番の個体が市場に流通している可能性はあるが、公的・公式資料での裏付けは確認できていないため、オリジナル性・真贋・仕様確認は慎重に。
コレクション目的やヴィンテージ時計好きであれば魅力が高く、うまく手に入れば “国産時計黎明期の名品” を楽しめる時計となる。
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